「走ろう。自分のために。誰かのために」WHITE RIBBON RUN 2018 レポート

国際女性デーに走ってつながるホワイトリボンラン。
途上国の妊産婦を支援するマラソン大会に全国 47 都道府県から 2600 名が参加。

【当日の様子】
国際協力 NGO ジョイセフは、3 月 3 日、4 日、国際女性デー(3 月 8 日) イベントとして、チャリティランニング大会「WHITE RIBBON RUN 2018」を全国で開催しました。500 名を超える参加者を迎えたお台場 women’s 会場の他、札幌から宮崎まで、35 拠点において開催。個人で走る「誰でもどこでもバーチャルラン」を含めると、国内の参加者は、47 都道府県に広がり、参加者数は昨年より 1000 人以上増えて 2600 名に達しました。
全国 35 カ所のバーチャル拠点はそれぞれ各地の名所に設置され、著名人のゲストランナーの他、ご当地応援団が各地のイベントを盛り上げました。今年は、富士山、大阪城、姫路城、熊本城、名古屋城、由比ガ浜、日南海岸などのそれぞれの地域の名所を眺めながらのコースが多く見られました。120 名のランナーが参加した徳島拠点では、阿波踊りが会場を賑わせました。また、熊本拠点では歌手のダイアモンド☆ユカイさんが、鎌倉拠点ではモデルの長谷川理恵さんがゲストランナーとして参加しました。

海外からはイギリス、ケニア、ヨルダン、インド、カンボジアなど世界の 16 を超える地域から世界遺産や観光地をバックに走るランナーの様子が動画で集まっています。それぞれを短く編集しつなげたものは 3 月 8 日の国際女性デーにジョイセフより配信されます。

走ることが支援につながる。土屋アンナさん他豪華ゲストで盛り上がるお台場会場

今年で 3 回目の開催となる WHITE RIBBON RUN は、女性の命を守るためのアクションを促すことを目的としています。世界では妊娠・出産・中絶が原因で多くの女性が命を落としている現実(1 日およそ830 人、2 分に 1 人の割合) を伝え、支援の輪を広げるために誕生しました。参加費の半分をネパールとガーナの女性支援にあてることにより、走ることそのものが直接支援につながる仕組みを取り入れています。
最大拠点のお台場 women’s 会場はゲストも豪華。土屋アンナさんやソウルオリンピックのマラソン銀メダリストのダグラス・ワキウリさん、S.J.K.パーカー/ガーナ共和国特命全権大使、モデルの堂珍敦子さん、立野リカさん、河内セリアさんらをお迎えして盛り上がりを見せました。土屋さんは昨年のWHITE RIBBON RUN の翌日に第 3 子を出産し、2016 年の第 1 回開催以来 2 年ぶりの参加。「一人ひとりが集まって一つの運動をすることが誰かのためになる、ここからがスタートだと思って、いろんな国の女性と子どもたちのことを考えて欲しい」。

抜けるような快晴の下、土屋さんのカウントダウンでランナーが一斉にスタート。5 キロのコースを元気に走り終えた参加者は「気持ちよかった!」「WHITE RIBBON RUN を通じて、途上国の出産の問題を知りました。普通に生活しているとなかなか社会貢献に接する機会がありません。この大会はいいきっかけ」「自分が楽しんだ上で国際協力できるのがいい」「出産の問題は今まで知らなかったが、協力したい。まずは SNS で発信します」と、笑顔で話していました。

みんなで集う拠点ランが、SNS の拡散力を引き出す
WHITE RIBBON RUN のユニークな特徴として、InstagramやTwitterなど、若い人になじみ深いSNSを発信ツールとして最大限に活用している点が挙げられます。お台場women’s会場は「思わずシェアしたくなる」ような、“インスタ映え”するPOPなイメージで統一されており、全国の拠点も写真に写りこむ名所を考慮したコース設定となっています。大会Tシャツ(アンダーアーマー/ 株式会社ドーム提供) も、“Run to Empower Women. (走ろう、女性のエンパワメントのために)”と記された、普段使いできるスタイリッシュなデザイン。参加者が積極的にSNSに投稿する様子が見受けられ、Instagramのハッシュタグ「#WHITE RIBBON RUN」には当日の様子がズラリと並んでいます。

また、特別協賛の株式会社ドームが提供するランニングアプリ「Map My Run」に写真を投稿すると、1投稿につき100円がジョイセフに寄付され、全額が途上国の女性支援にあてられます※。今回のWHITE RIBBON RUNでは運営側でタイム計測を行わないため、参加者各自がアプリをダウンロードして積極的に利用しました。
女性の命に関わる重いテーマを扱いながらも、明るく前向きに誰でもカジュアルに参加できる雰囲気作りが追い風となって、多くの女性の共感を呼び、支援の輪が広がるパワフルで希望に満ちた1日となりました。

【参加者の声】
■ハルカさん(28歳/ 医療関係)
元々スポーツが好き。途上国の女性の出産環境については、WHITE RIBBON RUNを通じて知りました。走ることがチャリティにつながるなら、なおいいですよね。普通に生活していると、なかなか自主的に「社会貢献しよう」とはならないので、私のようにたくさんの人に知ってもらうきっかけになると思う。

■ユウコさん(30代/ 事務)
ランイベントは初めて。土屋アンナさんが出ると知って参加を決めました。女性の出産などに関する問題は今まで知らなかったのですが、今日いろいろなお話を聞いて思わず泣きそうになり、日頃から悩んでいることをリセットする機会になりました。少しでも協力したいので、Instagramでハッシュタグを付けて拡散します!

■マリさん(49歳)
WHITE RIBBON RUNには2回目の参加。今日は気持ちよく笑顔で走れました! 普段のランでは自分の記録や健康のために走っていますが、WHITE RIBBON RUNでは他の誰かのため、しかも家族以外のために走る。そこに意義があると思います。

【ボランティアスタッフの声】
■ナオイさん(17歳)
ジョイセフのFacebookでボランティア募集を知って飛び込みました。ちょうど受験が終わって、何か新しいことをしたいと思っていたところだったんです。これだけ多くの女性が集まって盛り上がるのが素敵!

【ゲストランナーの声】
■土屋アンナさん
(歌手/2016年ホワイトリボンランにランナーとして参加。2017年はホワイトリボンラン当日に陣痛が起きたため参加を断念し、翌日第3子を無事に出産)
日本は恵まれていて、出産に関しても医療が発達していて安全。世界ではそうではない国が多いから、その人たちのことを考えるこのイベントは大事だと再確認しました。一人ひとりの人生を持った人たちが集まって、一つの運動をすることが誰かのためにつながる。ここからがスタート。みなさんの人生の中で、いろいろな国の女性や子どもたちの時間が増えたらいいな。

■ダグラス・ワキウリさん
(ソウルオリンピック銀メダリスト、マラソンランナー/1983年ケニアから来日。日本のマラソンブームのきっかけとなった一人)
日本からアフリカまで届くのが非常にありがたいこと。ケニアでも走る女性が増えてきています。日本とケニアが女性でつながる、素晴らしいことです。走ることなら何でもします(笑) 。一緒に走りましょう。

【WHITE RIBBON RUN 2018】 開催概要

大会名称 WHITE RIBBON RUN 2018
開催日 2018年3月3日(土)、3月4日(日)
会場 お台場women’s会場 お台場・シンボルプロムナード公園 夢の広場
バーチャルラン 47都道府県、世界16カ国以上
参加者数 お台場women’s会場510名/ 全国2600名
主催 公益財団法人ジョイセフ
共催 一般社団法人 東京臨海副都心まちづくり協議会
特別協賛 株式会社ドーム(アンダーアーマー)
協賛 サラヤ株式会社/ 株式会社アドプールド/ INSOUホールディングス株式会社/ FCAジャパン株式会社
後援 東京都港湾局、東京臨海副都心グループ、公益社団法人日本産婦人科医会、公益社団法人日本産科婦人科学会、公益社団法人日本看護協会、公益社団法人日本助産師会、公益社団法人日本母性衛生学会、一般社団法人日本家族計画協会、公益社団法人母子保健推進会議、国連人口基金東京事務所
大会公式HP http://2018.wrun.jp

本大会のエントリー費の半額はネパールとガーナの女性支援活動に活用されます。

※「Map My Run」とは: ランニング、サイクリング、ウォーキング、ジムでのワークアウトなど、多数のアクティビティの記録が可能なトラッキングアプリです。このアプリを使ってSNSで画像を共有すると、1日1投稿につき100円が、ジョイセフに寄附されます。このキャンペーンの寄附金はすべて、ケニアの貧しい村の女性支援に使われます。(詳細はこちら

※ホワイトリボンとは: 世界の妊産婦の命と健康を守るシンボルです。1999年、ホワイトリボン・アライアンス(WRA) が設立され、現在では150カ国以上から団体や個人が参加し、世界の女性が、安全に妊娠・ 出産できる世界を目指して、支援活動を行っています。

※ジョイセフとは: 女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOです。1968年に設立、国連、国際機関、現地NGOや 地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の人材養成、啓発 活動、物資提供や施設の改善などを行っています。日本では、ホワイトリボン・ジャパンの事務局をジョイセフが務めています。2018年4月、 創立50周年を迎えます。